就職するときに面接をおこなうことになりますが、圧迫面接を受けるケースが多々あります。
公務員の場合も面接はありますが、面接官から圧迫されるような態度で接されることがあるので注意が必要です。
そのため何も対策をしていない状態で面接をおこなうと、頭が真っ白になって何も喋れなくなってしまう可能性があります。
公務員にもいろいろと種類がありますが、警察官や消防士なども該当してきますし、市役所や官庁などで働く場合も該当してきます。
面接官側は圧迫をしていないと考えている場合でも、態度が高圧的に感じたりすると圧迫面接だと捉えてしまうケースはあります。
普段から圧迫的な態度に慣れている人であれば、そのような面接を受けても冷静に対応できるので、少し緊張感のある環境に身をおいておくのも大切かもしれません。
緊張感のある環境に身をおく方法としては部活動を経験したり、厳しいアルバイトの仕事を経験しておくことでも耐性をつけることができます。
そもそも圧迫面接を公務員試験でおこなうのは、プレッシャーに耐えられる人間なのかをチェックする理由もあり、メンタルが弱いと判断された時点で落とされてしまうと考えられます。
公務員の仕事にもよりますが、警察官や消防士のように一般市民と触れ合う機会が多い仕事の場合は、冷静に対応する力が求められます。
一般市民からクレームを受けるような機会もあるので、そのときに怒ってしまったり泣いてしまうような人間には難しい仕事です。
学生のときからメンタルを鍛えておけば、ある程度のハプニングも臨機応変に乗り切ることができますから、面接を受ける前から意識して行動をしていくのが大切になります。
また最初から圧迫面接があるという想定をしておき、シミュレーションをしておけば冷静に対応できる可能性が高いです。
圧迫されると最初から分かっているなら、事前にそのような対応をされたときにどのように話せばいいのかを考えておくことができます。
準備をしている状態で面接に挑む姿勢も、公務員として準備する能力に長けているのかをチェックされるポイントになります。
仮に圧迫面接を受けても言い返したりすることだけは決してやっていけないので、注意が必要です。
冷静に対応できる力を確認されているので、常に冷静さを保って聞かれたことに答えていきましょう。
答えが分からないことを聞かれた場合は動揺せずに分からないと答えるのが大切であり、嘘をついたり誤魔化したりすることも避けるのが重要になります。
圧迫面接をする理由
圧迫面接という言葉が一般的になって久しいです。
就職活動の面接中に、面接官がずっと眉間にシワを寄せていたり、話を無視したりするのが圧迫面接の態度です。
さらに志望者の話に執拗なほどに質問をしたり、話の内容に否定的なことをしきりに言ったりすることもあります。
役所はこの面接のやり方を事前に話し合って決めています。
その一番の意図は志望者のストレス耐性をチェックすることです。
ストレス耐性とは、嫌な気持ちになっても取り乱さずに振る舞う能力のことです。
激怒や思考停止などの状態に陥ることなく面接を続けられるか試しているのです。
この耐性がないと、業務中に厳しい態度で揺さぶってくる人に対処するのが難しくなります。
中央省庁の官僚であれば、政治家から難しい注文をされることがあるでしょう。
市役所の窓口係であれば、公務員にネガティブイメージを持つ市民からの厳しい態度があります。
そのストレスフルな状況であっても、平静を装って物事をやり遂げることが大切なのです。
他には頭の回転を試す目的があります。
わざと答えにくい質問をして、アドリブで答えを出す能力をみているのです。
穏やかな雰囲気の面接は暗記した内容を話す場になりがちです。
それを壊してまで、志望者の思考能力をチェックしたいのです。
面接官がチェックしていること
圧迫面接中に面接官がチェックしていることは数多くあります。
その中でも大切なのは志望者の態度です。
厳しい質問をされて泣き出してしまったり、いらだちから貧乏ゆすりをしてしまったりするのはNGです。
冷静な思考で業務を遂行する能力が低いとみなされます。
表情が険しくなりすぎたり、目に涙をためてしまうのもよくありません。
たまにわざと無視する面接官もいますが、ほとんどの場合は目を見て会話をします。
その時に顔にストレスを受けている様がありありと出てしまうのが低評価につながります。
意識していない志望者も多いですが、体の向きも大切です。
役所の圧迫面接においては、圧迫をする係があらかじめ決められていることがほとんどです。
この人は顔つきも怖いですし、浴びせてくる質問も意地悪です。
志望者が感情に流されてしまうと、圧迫係が視界に入らないように体を斜めにしてしまいます。
これは面接官に一目瞭然で、ストレスの種から逃げているように見えます。
ストレス耐性がない人だと思われてしまいます。
質問に答える時に、言葉が詰まり過ぎるのもよくありません。
ストレスに押し潰されている、あるいは言葉で物事を考える能力が低い人物と評価されます。
どう対応すべきか?
まず一番大切なのは、事前の準備を万全にすることです。
志望動機や自己アピールなどは紙に書いてしっかりと練り上げる必要があります。
そして求められる長さに応じて、暗記するのです。
面接では自己アピールを30秒あるいは1分でなど、長さつきで要求されることが多いです。
文章を書いて、繰り返し暗唱するのがいいでしょう。
また志望する役所の基本情報を暗記することも不可欠です。
市役所であれば人口や観光名所、学校などは外せません。
志望しているのに基本的なことを知らないと、ぶら下がり職員になるかもしれないと思われて圧迫が厳しくなることがあります。
面接直前の心がけにも大切なものがあります。
最も効果が高いのは圧迫面接をしてくれる面接官に感謝することです。
圧迫係を務めるということは、嫌われ役を演じ、ハードワークをすることです。
志望者の言葉の隅々までチェックして突っ込むところを探さなければなりませんし、一貫して厳しい姿勢を取り続ける必要があります。
志望者は、自分のために多大なエネルギーを費やしてくれることに感謝の気持ちを持たなければなりません。
面接室のドアをノックするときには、自分を夢に導いてくれる運命の相手がいると念じるのがおすすめです。
まとめ
公務員試験で圧迫面接をするのは、志望者のストレス耐性と思考能力をチェックするためです。
どちらも公務員として働くうえで重要な能力であり、これに優れた人材を求めているから圧迫面接をするのです。
特にストレス耐性が弱いと、わざと厳しい態度で揺さぶりをかけてくる政治家や、公務員嫌いの住民にうまく対処できないから業務の遂行が難しくなります。
面接官の厳しい態度に負けて、泣いてしまったり、激怒してしまったりすると低評価をされます。
そこまで取り乱さなくとも、ストレスフルな状態が表情に出し過ぎてしまうのもよくありません。
体の向きにも気を付けて、言葉が詰まらないように気をつけて話す必要があります。
圧迫面接をクリアするには、事前の準備と直前の心がけが重要です。
志望動機や自己アピールは内容を練って、長さ別に暗記しなければなりません。
志望する役所に関する情報もスラスラ出てくるまで暗記するのがいいでしょう。
面接直前は、多大なエネルギーを費やして嫌われ役を演じる面接官に感謝するのが得策です。
落ち着いた気持ちを維持しやすいですし、自然と大人の振る舞いになるからです。
面接室のドアを前にしたら、ドアの先に運命の相手がいると思ってノックしてください。