公務員の志望動機は、その職に就く必然性が感じられるように書くことが大切です。
いろいろなパターンがありますが、基本的な流れは以下のようになっています。
まず、どうして公務員を目指したのか明記しましょう。
情熱をアピールすることも大切ですが、論理的な展開で書いたほうが印象に残りやすくなります。
たとえば警察官を志望しているなら、きっかけになった事件などを挙げるのも効果的です。
また、大きなポイントとし自治体との関わりを書くことが挙げられます。
特に地方公務員の場合は、自分が勤めたい自治体を明らかにしたうえで、その理由を明確にしなければなりません。
これは特に印象深いエピソードを盛り込む必要はなく、そこで育ったというような平凡な話でも大丈夫です。
誠実な人柄が伝わるものを選択しましょう。
全体に共通する注意恬として主観表現を使う必要があります。
公務員のレポートは客観性が求められるので、それを知っていると志望動機もそのように書きやすいです。
しかし、主体性をアピールすることが大切であるため、基本的には自分を主語にして記述するようにしてください。
たとえば区役所で働きたいなら、区民に対する自分の想いを書くことも選択肢の一つです。
どうすれば住民の暮らしを改善できるのかを考え、その案の概要だけでも書いておくと真剣さを伝えられます。
また、志望動機を考えるときは、面接でのやりとりもイメージしなければなりません。
なぜなら、記述内容について質問を受けるのは間違いないからです。
たとえば、先述のように暮らしの改善案を書いたら、それを実践する具体的な方法を聞かれるかもしれません。
これを逆手に取って、完璧な答えを用意しておくことが大切です。
言い換えると、自分の答えやすい質問を誘導できる志望動機を書けば良いのです。
追及されて困るようなことを記載するのは避けましょう。
また、公務員の強みである収入の安定性を挙げることは良くありません。
本心はそうであっても一切書かないようにしてください。
待遇ばかりを気にして妥協していると思われたり、もっと安定している職業があれば、すぐに転職するような印象を持たれやすいです。
したがって、あくまでも仕事内容などにスポットライトを当てるように心がけましょう。
さらに、オリジナリティを持たせることも大切なポイントです。
難しければ自分の価値観が分かるように記述してください。
そうするだけでも多くの人との差別化を行えるでしょう。