高校生の就活はいくら売り手市場であったとしても、面接さえ上手くいけば筆記や作文などで行われる一般常識試験がダメでも採用されるほど甘くはないです。
ましてやコロナウイルスの流行で、企業の業績が落ちて求人総数が激減した状況では、いくら面接で挽回できても縁故採用でもない限りはペーパー試験の結果も大切になります。
そこで高校生の就活で押さえておきたい一般常識についてどのような対策を立てればいいのかを説明します。
面接以外の試験は、筆記試験と小論文などの作文で行われます。
高校卒業生が受ける試験なので、大学入試のような難しい問題を連想する人もいるかもしれませんが、そのような高度な知識を調べるのは、半日ぐらいの時間が掛かってしまうので、そこまでの知識は要求されていません。
たまに変わった考えさせたり閃きを要求するような、変わった試験を行う企業もありますが、一般的に次のような問題が出されます。
国語の分野では、常用漢字の読み書きや慣用句など短時間で解ける問題が出題されます。
数学では工業化の学生ならば、特殊な計算が出る事がありますが、そうでなければ四則計算や因数分解などの高校の初期レベルの知識で解ける一般常識の問題が殆どです。
英語が一般常識の試験で出る場合もありますが、高校に通って授業を受けていれば解けるレベルの簡単な英語の問題が出題されます。
余程特殊な問題が出る企業でもない限りは、確実に出る常用漢字の読み書きの勉強をしていれば問題なく合格点が採れます。
小論文などの作文試験では、TVの報道番組や新聞で話題になっている時事問題に対してどのような感想を持っているかを記述する問題が多いです。
出題の仕方は、この時事問題に対してどのように考えてますかのような質問をなされます。
問われているのは、ちゃんと時事問題を知っているのかと、質問に対する自分なりの考えを相手に伝える説明能力を問うてます。
小論文の対策としては、試験を受ける前の半年ぐらいの話題を調べるために、新聞の一面に書かれている目次のトピックスを覚えたり、そのトピックスの内容の論旨を理解して置く事が必要です。
小論文の書き方の基本である起承転結や三段論法を習得する所までやれば、模範解答を容易に書けます。
だけどあくまで高校生の就活の小論文試験なので、そこまで高度な作文能力は要求されていません。
新聞を読むのが苦手ならば、自分が好きなTVのニュース番組を長期間見て関心を持つレベルで十分に対応可能です。