コラム

新卒でもハローワークを利用できる

新卒でもハローワークを利用できる

ハローワークは公共職業安定所と呼ばれている公的機関の一つ、主に離職者の失業保険の手続きや新しい職場の紹介および斡旋、職業訓練校の紹介および手続きなどを行う場所です。

離職者は、従来社会人で働いていた人々が何らかの理由で会社を辞めた状態を意味するものですから、新卒者は例外などのイメージを持つ人も多いようです。

ただ、新卒者だから利用することができないわけでなく、大学を卒業して就職活動でうまく行かなかったときなど、ハローワークの求職登録を行うことで誰もが求人の紹介および相談など、就職支援サービスを利用することができます。

新卒および第二新卒などの人々は、これまでに就業経験がないので一般的な離職者とは区別されることになります。

区別と聞くと差別などの印象を受ける人も多いかと思われますが、就業経験を持つ場合には職務経歴書を作成して前職の仕事内容を簡潔にまとめる、これにより求人を出している側がどのような仕事ができる人材であるのかを把握する際に利用できるメリットを持ちます。

これに対して、新卒や第二新卒は就業経験そのものがゼロですから、履歴書には学校の入学時期や卒業時期などを時系列で記載する、そして自己アピールや趣味・特技などをわかりやすく明記することで人材の評価を行うことになるなどの違いがあります。

一般的に、ハローワークは失業保険の給付手続きを行う場でもあるため、就業経験がある人だけが利用できる場所などの印象を持つ人も多いわけですが、求職登録を行えばハローワークが公開している求人情報の閲覧はもちろんのこと、紹介・相談など様々な就職支援サービスを無料で利用できます。

ただ、注意をすべき点は、当施設で公開している情報は全年齢を対象にしているのが特徴で、従来社員などで働いていた経験を持つ人を対象にした求人が集まっている、即戦力を求める企業が多い点です。

求人の中には、新卒者可能などの表記が行われているものもありますし、ハローワークはインターネットを利用することで現在どのような仕事があるのか見つけることが可能です。

応募する場合には事前に求職登録を行うこと、面接を希望する場合などでは窓口に相談に出掛けるなどが必要です。

窓口に相談することで企業側に担当者が連絡をしてくれる、面接の段取りまで行って貰えます。

面接の間に書類選考といったケースもありますが、新卒者の場合は履歴書だけを作成するだけで良い、アルバイトなどの経験を持つ人は履歴書内に記載しておくと良いでしょう。