就職や転職をするにあたり気になることの一つに、どれくらいの収入が得られるのかということが挙げられます。
同じような業態で働くのであれば、もちろん収入の高いところで働きたいと誰もが思うことでしょう。
飲食の業界はサービス業にあたりますが、平均的な収入は全体的に見ると低水準だと言われています。
調理師は職業別で見ると低い水準ですが、実はサービス業全体でみると、それほど低いわけではありません。
飲食業は収入が低いと思う人もいるかもしれませんが、実は他の業界と比べると、個人により収入の格差がかなり大きく開いているといえます。
月給が18万円以下の人の約3分の2は20代であり、その一方で35万円以上の月給を得ている人は約70パーセントが40代以上となっています。
職種別に見ると調理系スタッフの平均収入は月給27から30万円、サービスホールスタッフは月給19から22万円となっていて、料理長の場合には40パーセント以上の人が月給35万円以上です。
しかし店長やマネージャー職は月給35万円以上を得ているのは17パーセントにとどまっています。
このようなことから実力や実績がかなり大きく開くということが分かるでしょう。
特に30代となると格差が一気に広がりやすい為、飲食店の求人の選び方は非常に重要です。
高収入の飲食店の求人の特徴としては、和食屋焼肉、ラーメンなどの飲食店が挙げられます。
実はカフェや洋菓子店パンなどの業種は人気で、収入の水準が低いとされています。
お店によっても異なりますが、月収が18万円以下というお店も少なくありません。
もちろん経験を積み役職が上がれば収入も上がっていくかもしれませんが、おしゃれなどの理由で就職するのはやめた方が良いでしょう。
和食屋焼肉、ラーメンなどの求人はなかなか人が集まりにくい状態とされているので、給与の相場は高い傾向にあります。
またお店のある地域によっても差があるのが現状であり、関西よりも関東の方が給与水準は高いとされています。
収入は高いに越したことはないかもしれませんが、あまりにも高すぎる場合には勤務時間が長かったり、休みがほとんどない、仕事内容がきついなどの可能性も考えられます。
プライベートがしっかり確保できるのかなど、休業と自分の希望のバランスが取れているのかなどを、求人内容からしっかりと読み込む必要があるでしょう。
自分が何を求めるのかをよく考える必要があります。